人出不足の時代、
優秀な人材はなかなか自社に来てくれるもんじゃない。
多くの経営者がそう実感していると思います。
まず今いてくれている従業員のみんなが元気に頑張ってくれること、
いい会社だと心から思ってくれること。
それが一番大事なことだと既に気づかれているはずです。
その思いを形にしたのが
「健康経営」
そして、これから入社してくれる求職者の皆さんには、
自分たちを大事にしてくれる会社なんだ。
大家族的なつながりっていいなぁ。
この会社なら自分も頑張れそう。
そう思ってもらえるのも「健康経営」のよさです。
そういう意味で健康経営は、どんな人にも好意的に受け留めてもらえる。
そして、従業員の皆さんが自分ごととして主体的に取り組んでもらえる。
そんな経営手法です。
私が「健康経営」に出会うきっかけを話します。
中小企業の健康経営を推進する私自身、
大阪で従業員35名の中小企業を経営しておりまして、
今年で経営者となって21年になります。
35名のうち、ほとんどがパートさんでして、
わいわい賑やかに仕事をしております。
あと、家族は6人家族、子供が4人おりますので、これまた賑やかです。
趣味といえば、週末はちびっ子ラグビーのお手伝いをしていまして、小学校3年生のチームで子供達とラグビーボールを追いかけて元気にやっています。
そんな意味で、毎日健やかに過ごしている私ですが、身心ともに不健康に陥った時があります。
うちの会社はDMや販売促進の作業代行、発送代行の仕事を40年前から主業にしておりまして、大手の上場企業さんから長期的に仕事を受注しておりました。
いわゆる下請けですね。
仕事の量に波はあるにせよ、その上場企業が伸びている限りは、仕事には困らない。そんな恵まれた環境だったのです。
それが、ある年、一気に無くなりました。5年程前のことです。
当時その仕事が、うちの会社では売上の8割を占めていました。
その仕事が3ヵ月後には無くなる... 途方にくれました。
夜、家に帰ってもいろんなことを考えて、
「この先どうなるんやろ?」と不安になるわけです。
それで結局、寝られなくなりました。
布団に入ってもず~と頭は動いている。
明け方、ちょっとまどろむんだけど、
会社が倒産して、いろんな人に責められる。
そんな悪夢ですぐ目が覚める。 そんな毎日でした。
そういう状態が1ヵ月続いて、そして2ヵ月目に入ると、食欲も無くなり、寝れなくなり、いわゆる「うつ状態」となりました。
幸いあることがきっかけで、心の膿がとれ、健康を回復すると仕事もすこしずつ調子がよくなり、会社も倒産はまぬがれ、私もいのちを落とすことにはならなかったのですが、いわゆる、どん底は経験したわけです。
しかし、その辛い体験から、
「病は気から」ということを痛感し、健康の有難さに気づけました。
中小企業はどうしても経営幹部が多忙を極めます。
できる人に仕事が集中してしまう、代わりになる人がいない実情があります。
そんな
中小企業こそ、健康経営を推進すべき!と、その推進を始めて早、三年が経ちました。
おかげさまで、
今では関西を中心に21社の顧客企業をサポートさせて頂いております。
ご存知の通り、関西の中小企業は本当に会社のためになることしかやりません。
そういう意味で「ためになる実践事例」をてんこ盛りして、
わかりやすい!読みやすい!健康経営の本をつくろうと
たくさんのクライアントさんのご支援ご協力を得て今回出版することが出来ました。
中小企業の健康経営の実際を
これだけ記載した本は他にはございません。
ご一読頂き、健康経営のよさを
ぜひ実感してみてください!!
あなたの会社の未来が、
明るく元気な方向に向かうと信じております。